2014年12月17日にRoHS指令の改定案がWHO(世界貿易機構)に提出され、新たに制限物質としてフタル酸エステル類4物質の追加方針が示されていました。
この方針に従い、2015年6月4日、RoHS2の制限物質を定めた2011/65/EUのAnnexⅡを(EU) 2015/863に置き換えらるように改正されました。
これにより、2019年7月22日(カテゴリ1~7:カテゴリ8・9は2021年7月22日)より、RoHS指令の制限物質はこれまでの6物質から10物質に変更になります。
弊事業団では、現在までに多数のフタル酸分析事例を有しております。製品のフタル酸エステル類含有量調査には、弊事業団の分析受託業務をご利用ください。
RoHS指令追加制限物質物質 開始日:2019年7月22日
①フタル酸ジ-2-エチルヘキシル(DEHP) ②フタル酸ジブチル(DBP)
③フタル酸ブチルベンジル(BBP) ④フタル酸ジイソブチル(DIBP)
許容濃度:各々0.1%(1000ppm) 4種合計0.1%(1000ppm)
検査料金:26,000円/1検体(税別)
なお、ヘキサブロモシクロドデカン(HBCDD)については、既にPOPs条約で廃絶対象になっていることなどにより、製造させる電気電子製品中に利用される可能性が低いことから、制限物質として追加は見送られました(HBCDDの分析は可能です。お気軽にお問合下さい)。
関連ページ:☆RoHS分析(EU指令)のご案内