11月17日に、「自然共生サイトを活用したネイチャーポジティブへの取り組みについて」と題し、自然環境保全セミナーを開催しました。
2022年12月に世界目標「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択され、日本でも生物多様性国家戦略を改定し、2030年までの「ネイチャーポジティブ」の実現と、陸と海の30%以上を保全する「30by30」の目標を掲げました。 ネイチャーポジティブと30by30の実現には、国立公園等の保護地域の拡張に加え「自然共生サイト」や「OECM」登録を増加させることが必要とされており、登録された地域での活動や、企業を主体にした生物多様性の保全につながる活動を増やしていくことが求められています。 そのため、今後三重県内における生物多様性保全に向けた取り組みがますます活発になることを期待し、本セミナーを開催しました。
セミナーでは環境省中部地方環境事務所の田中氏、亀山市役所の上野氏、ダイキン工業株式会社の大家氏、東芝産業機器システム株式会社の小山氏を講師にお迎えし、国・市・民間企業それぞれの自然共生サイトに関する取り組み等についてご紹介いただきました。当日は70名を超える多くの皆様にご参加いただき、ネイチャーポジティブへの関心の高まりがうかがえました。
当事業団では、これまでに積み重ねてきた生物調査に関する幅広い知識や技術を用いて「自然共生サイト」の登録申請に必要となる動植物種の調査、GISデータの作成、モニタリング計画の策定等について、サポートさせていただきたいと考えています。その他にも、自然環境調査、自然再生、ビオトープづくりなどの支援も可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。






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