製品中有機スズ化合物分析のご案内

  有機スズ化合物は、防腐剤、PVC(ポリ塩化ビニル)の安定剤、ポリマー製造の触媒、木材や石材、繊維の殺⽣剤・保存剤などに使用されてきました。特に、トリブチルスズは、やフジツボ海藻の付着を防ぐ目的で船底や魚網などの塗料に添加材として使用されていました

  しかし、有機スズ化合物は、海洋汚染、⽣殖障害(環境ホルモン)の原因とされており、日本(化審法)やEUなど各国で使用が制限されています。

  弊団では、製品中の有機スズ化合物の定量分析について、BS ISO 17353に準拠した分析法で、製品中含有量の把握など、お客様のニーズにお応えしております。お気軽にご相談ください。

製品中有機スズ化合物分析料金表

内容     
     定量下限値      
      料金(税別)     
        分析方法         
基本料金
1ppm
50,000円~
BS ISO 17353
   溶媒中-誘導化-GC/MS法   
0.02ppm 60,000円~
追加一項目
10,000円/1項目
※測定対象物が細断等の前処理が必要な場合は、別途前処理が加算されます。
※検査に必要な試料量は、10g程度です(試料量は、ご相談に応じます)。
※試料由来の夾雑物の影響で、上記記載の定量下限値を確保できない場合もあります。
※対応可能な有機スズ化合物
〇モノブチルスズ(MBT)     〇ジブチルスズ(DBT)     〇トリブチルスズ(TBT)、
〇テトラブチルスズ(TeBT)     〇ジオクチルスズ(DOT)     〇トリフェニルスズ(TPT)
〇その他(お問合せ下さい)

OrSn1.JPG

GC/MS測定よるクロマトグラム(標準液)

OeSn2.JPG

GC/MS測定によるクロマトグラム(実試料)

検査依頼方法 

1.依頼書をご記入下さい。なお、依頼書はこちらです。

⇒PDF         ⇒Excel          ⇒オンライン

2.試料送付前に、依頼書を送信して下さい。FAX番号059-245-7516 

3.1.で記入した検査依頼書を同梱して、下記住所宛に試料を送付して下さい。なお、試料については、直接当事業団にお持ち頂いても結構です。  

<<試料送付先>>

〒510-0304  三重県津市河芸町上野3258番地
一般財団法人 三重県環境保全事業団 科学分析部 あて

電話:059-245-7508

 

注意事項

試料到着後、直ちに分析を開始します。また、試料到着後に、請求書を発行し、郵送させて頂きます(初回のお客様に限り、料金を前払いとさせて頂きます)。 

お問い合わせはこちらへ

科学分析部第一分析課 または 第二分析課

電話番号:059-245-7508