カナダでは、2022 年 5 月 14 日に、特定有害物質禁止規則の改正案が公表され、Dechlorane plus (DP:デクロランプラス)及びdecabromodiphenyl ethane (DBDPE:デカブロモジフェニルエタン)の追加が予定されています。
デクロランプラス(DP)は1960年代から製造されてきた塩素系難燃剤であり、DP は耐熱性、耐候性が高く、高電圧下でも電気絶縁性を保持する性質があり、さらに白色で製品を容易に着色できるため工業材料として優れ、電線やケーブルの被覆材などの難燃剤に使われていますが、米国環境保護庁(U.S.EPA)では高生産量化学物質(HPV)に指定されており,北米五大湖周辺の環境中から高濃度で検出されたことから環境化学の分野で注目されています。
デカブロモジフェニルエタン(DBDPE)は、臭素含有率が高く、難燃化効果が高いので、電気及び電子機器用のプラスチック、運輸分野(例えば、自動車)、建設/建物及び織物(例えば、裏面処理)など多くの分野で使用されています。
弊団では、製品中の塩素系難燃剤DP(デクロランプラス:料金35,000円(税別))分析及び臭素系難燃剤DBDPE(デカブロモジフェニルエタン:料金35,000円(税別))を既に受託分析を開始していますので、どうぞご利用ください。
また、既に規制されているPFOS、PFOA、LC-PFCAs(C9-C20)、HBCDなども対応可能ですので、どうぞご利用ください。
科学分析部 電話番号:059-245-7508