欧州では、2008年6月27日よりPFOS(パーフルオロオクタンスルホン酸)の使用禁止規制(一部除外あり)が実施されることとなります。この PFOS規制は、PFOSとその関連物質が、閾値として0.005wt%(50ppm)を超える濃度の製品のEU地域内への輸出(上市)が禁止されるものです。
PFOSが含有される製品としては、コーティング剤(撥水剤・撥油剤・ワックス)、界面活性剤、難燃剤、泡沫消火器類、カーペット、衣料、紙、包装材、 印刷トナー、写真、半導体、金属メッキなどに利用されている場合があります。このため、多種多様な製品・部品に使用されている可能性があり、該当するよう な製品又は一部部品を取り扱われる場合(特に、EUへの輸出の場合)は、今後、製品の早急なる調査等が必要です。このPFOS規制は対応しなければ、お客 様においてRoHS指令と同様にEU地域内へ輸出できない重大な懸案事項が発生します。
また、PFOA(パーフルオロオクタン酸)もPFOSと類似の化学物質であり、PFOS規制の対応を行っていく中でPFOAにつきましても合わせて調査 を要求される場合があります。その為、PFOS調査をご検討の際には、同様にPFOAも調査することをお勧めいたします。
当事業団では、PFOA及びPFOSの国際的な規制化の検討の流れに対応するために、高感度で選択性の高いLC/MS/MS装置を用いたPFOS及びPFOAの分析法をご提案させて頂いておりますので、ぜひご利用下さい(詳細は、下記のホームページをご覧下さい)。
なお、検査料金は、試験対象及び検体数により異なります。できるだけ低価格でご提供させて頂きますので、ご連絡下さい。すぐに回答させて頂きます。また、PFOS・PFOA同時調査をご依頼の場合は、検査料金を割引してご提案させて頂きます。
ご相談は下記連絡先までお願いします。
連絡先:調査部環境分析課 担当:古川
TEL:059-245―7508
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