家庭から出る生ごみ! 毎日出るものですから処理が大変です。
家庭から出るごみの量の内、生ごみの量は1日700g程度(3~4人家族)出ます、処理費に年間8,000円程度かかると言われています。焼却処理と運搬でCO2も発生します。
そこで、生ごみを簡単に処理する方法!「生ごみの堆肥化」をお勧めします。
家庭で出来る生ごみを簡単に処理する方法はいろいろあります。
1.電気を使った機械式処理機
2.EM菌などを使う菌処理式
3.畑や庭などにセットする設置式
4.ミミズを使う処理式
5.ダンボールコンポスト など
それぞれ用途に応じた使い方をされるとよろしいかと思います。
ここでは「ダンボールコンポスト」について説明します。
用意するもの
次はダンボールの底など、つなぎ目をクラフトテープでふさぎます、虫の侵入を防ぎます。
テーピングが出来たら、次に、ダンボールに基材(ピートモス15kg、もみ殻燻炭10kg)を入れてよくかき混ぜ、通気性の良い台に載せれば準備完了です。
入れられるものは、「生ごみ」限定(台所で出る食品残さのみ)にしてください。
庭草や木の葉は分解しにくいです。
生ごみを入れたら「虫除けキャップ」をしっかりかぶせましょう!キャップは古着のTシャツ等で作ると良い!
毎日生ごみを入れる事ができます。「前日の生ごみ」をよくかき混ぜてから「本日分の生ごみ」を入れて基材をかけるだけです。
この作業を繰り返して、「約3ヶ月間毎日生ごみを入れる事が出来ます」
コンポストには虫が卵を産みに集まります、卵を産むとウジ虫になります。
卵を産まさない事がウジ虫を発生させない事になります。虫除けキャップをしっかり管理しましょう。特にキャップ下部に卵を産みつけます。キャップを外す前にチェックして卵を見つけたら払い落とします。
やむなく「ウジ虫」が発生した場合には、基材をビニール袋に移して、密閉して天日干しを2~3日しますと、彼らは、死滅しますので、基材をダンボールに戻して生ごみ処理を再開してください。
約3ヶ月間生ごみを入れ続けると基材が重くなってきます。また少し発酵臭を感じるようになったら、生ごみの投入終了です。
3ヶ月間で50kgから60kgの生ごみが入りますが、量はあまり増えません!バクテリアがすべて分解してしまいます。
量は増えませんが重たくなります。
生ごみの投入が終わると「堆肥つくり」にはいります。
生ごみ投入をやめた基材には昨日までの生ごみが入っていますので、それらの分解を即します。3~5週間かき混ぜながら熟成しますと堆肥になります。
堆肥の熟成に入った基材とは別に、新たな基材で次の「生ごみ処理」を続けます。
メリット
・手軽に生ごみ処理が出来る
・食材ならなんでも処理ができる(魚のあらや骨、卵のカラ、残り物、賞味期限切れの食品など)
・処理中のにおいが少ない
・処理スピードが速い(気温が高いとバクテリアが活発に働く)
・バクテリアの補充は不要
・台所に生ごみを置いておかなくてもよい
・ランニングコストがかからない
・初期コストが安い(ダンボール箱やキャップはリサイクル)
デメリット
・毎日かき混ぜるのが面倒!
・初期コストがかかる(ピートモス・もみ殻燻炭など基材)
「四日市ダンボールコンポストの会」からのコメント
「四日市ダンボールコンポストの会」は、皆さんのお手伝いを目的にしております。生ごみ処理講習会やダンボールコンポスト素材の作り方指導などいろいろ行っております。
みなさんと話しあって地域でのよりよい方法を目指します。