25年度 家庭における省エネ行動のアンケート結果について
○ 省エネ活動の取組状況
三重県地球温暖化防止活動推進センターでは、県内で開催された環境イベント等において、家庭における省エネ行動の支援を行うため、省エネアドバイザーの協力を得て省エネ 相談・照会コーナーを設置いたしました。その際、相談者の皆様にご協力をいただき、家庭における省エネ行動のアンケートに協力をお願いし、600名を超える方から回答をいただきました。アンケートの内容及び結果は、下表(集計表)のとおりで、20項目について4段階(①できた、②半分ぐらいできた、③できていない、④持っていない・関係ない(対象外)での判断で回答をしていただきました。
集計結果の詳細な分析については、今後さらに検討が必要ですが、20項目全体では83%の方が「①できた」、又は「②半分ぐらいできた」と回答されています。
事項別に見てみると、「⑲リサイクルや、各自治体の分別収集ルールを守る(98%)」、「⑥使っていない部屋の電気はこまめに消す(96%)」、「物を大切に、長く使うように心がけている(95%)」、「⑰買い物の時は、買い物袋を持参する(96%)」等の項目は95%を超える高い取り組みとなっています。
一方、「④電子レンジや冷蔵庫はラップを使わず蓋付容器を使用する」、「⑬風呂の残り湯を,洗濯や庭の水やりに利用する」、「⑱エコマーク商品など環境にいい商品を意識的に選んで購入する」、「⑳近いところへは徒歩や自転車を使い、自動車の使用を控える」、「⑩家族で「省エネ」「リサイクル」「環境問題」などの話をする」等については、「③できていない」と回答された方が25%~35%あります。「⑬風呂の残り湯を,洗濯や庭の水やりに利用する(35%)」については、住環境との関係が大きく影響することが考えられるものの、少し工夫することにより取組が可能になると考えられます。「⑱エコマーク商品など環境にいい商品を意識的に選んで購入する」ことについては、商店側の取組としてエコマーク商品コーナーの設置等、消費者に分かりやすい商品展示等が考えられます。 「⑩家族で「省エネ」、「リサイクル」、「環境問題」などの話をする」等については、親子参加による出前講座等の開催を増やし、家庭においても共通の話題となるような活動が必要と考えます。
○ 二酸化炭素の排出量及び燃料別排出割合 省エネ行動のアンケートに参加していただいた家庭の1家庭当たり二酸化炭素の排出量については、アンケートにおいて調査した光熱費(電気、ガス、灯油、ガソリン)をもとに算出したところ、都市ガス使用家庭では1ヶ月の生活で出てくる二酸化炭素は557.1kg、LPガス使用家庭では530.4kgとなりました。((有)ひのでやエコライフ研究所のエコライフチェックシステムにより算定) なお、この排出量については、アンケートに参加していただいたご家庭の1ヶ月あたり平均使用料金 から算定しています。
1ヶ月の生活で出てくる二酸化炭素排出割合