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平成19年6月28日

有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)の分析のご案内

PFOS(パーフルオロオクタンスルホン酸)やPFOA(パーフルオロオクタン酸)に代表される有機フッ素化合物は、親水性と疎水性の両方の性質を持ち、 その優れた特性からコーティング剤(撥水剤・撥油剤・ワックス)・界面活性剤・難燃剤として様々な分野に利用されてきました。
しかし、その優れた特性(分子構造の安定性及び親水性)をもつことが逆に問題となり、環境中で分解されにくいこと、親水性であるため人・動物の血液中へ の溶解性が高いことなどから、最近の研究により毒性(肝毒性)や蓄積性が問題視され、近年、国際的な規制が検討されはじめています。

これを受けて米国の大手化学メーカーはPFOSの製造を中止し、米国環境保護局(EPA)も本格的な調査を開始しています。また、EUでも、2006年 12月27日にEU指令(2006/122/EC)が告示され、今後、PFOSの販売や使用が制限されることとなります。
一方、日本でも環境省が国内20箇所でPFOSとPFOAの測定を実施し全ての地点から両物質とも、ng/Lレベルでの検出を確認しており、環境への汚 染の実態が明らかなってきています。特に、近畿圏における河川水の検出濃度が顕著であり、水道水質への影響も心配されています。また、底質の汚染も懸念さ れています。

弊社では、PFOA及びPFOSの国際的な規制化の検討の流れに対応するために、環境試料(水道水・河川水・排水・底質)中の実態調査・分析に適した、 高感度で選択性の高いLC/MS/MS装置を用いたPFOS及びPFOAの分析法をご提案させて頂きますので、ご利用下さい。


ご相談は下記連絡先までお願いします。
連絡先:調査部環境分析課 
TEL:059-245―7508
FAX:059-245-7516

 

 参考ホームページ

PFOA及びPFOS測定クロマトグラフ(LC/MS/MS)

 

LC/MS/MS装置

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