有機フッ素化合物(PFAS)は、PFOSやPFOAをはじめとする化学物質群で、半導体、自動車、エネルギー、医療、建築、生活用品など幅広い分野で利用されています。一方、生体内蓄積性や難分解性を有することから、健康や環境への影響が懸念され、多くが「残留性有機汚染物質(POPs)」として国際的に規制されています。
〇国内外で進むPFAS規制
EUでは、PFOS、PFOAおよびその関連物質に加え、2023年2月からC9~C14ペルフルオロカルボン酸(PFCA)及びその塩・関連物質が規制対象となりました。さらに、1種類25 ppb、複数種類合計250 ppb(高分子PFASを除く)などを基準とした全PFASを対象とする包括規制案が提案されており、世界的に規制強化が進められています。
また、POPs条約ではPFOS、PFOA、PFHxSに加え、C9~C21長鎖PFCA及びその塩・関連物質が規制対象となっています。
日本では、PFOS、PFOA、PFHxSに加え、長鎖PFCA(C9~C21)及びその塩・関連物質が化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)の第一種特定化学物質として規制される予定です。また、2026年4月からは、水道水におけるPFOSとPFOAの合計値50 ng/Lが水質基準として施行されています。
PFOA関係については、 2024年9月10日に「PFOAの分枝異性体又はその塩」が、また、2025年1月10日に138種類の「PFOAの分枝異性体又はその塩」(PFOA関連物質)が化審法第1種特定化学物質に指定されました。
〇三重県環境保全事業団のPFAS分析
三重県環境保全事業団では、長年にわたりPFAS分析に取り組み、多数の分析実績を有しています。PFOS、PFOAをはじめ、長鎖PFCA(C9~C21)まで対応するとともに、標準品が市販されていないC15、C17、C19~C21についても、独自の応答推定法により分析を実施しています。
また、PFAS個別分析だけでなく、総フッ素(TF)、抽出性有機フッ素(EOF)、吸着性有機フッ素(AOF)、TOP AssayによるPFAS包括分析(スクリーニング分析)にも対応しており、未知のPFASや前駆体を含めた総合的な評価が可能です。
製品・原材料・環境試料の規制対応、品質管理、製品開発、原因調査など、お客様のさまざまなニーズに対応し、高品質な分析サービスを業界トップクラスの競争力ある価格でご提供いたします。
【PFOA、PFOS、PFHxA、PFHxS等(PFAS)の分析料金表】
| 試料媒体 | 定量下限値 | 検査料金(税別) | ||
| 基本料金 | 2成分測定 | その他1成分追加料金 | ||
| 製品 | 0.5ppm | 25,000円~ | 35,000円~ |
10,000円~ ※PFCA:C2、C15、C17、C19、 C20~25の 追加の場合は、 20,000円/1項目です |
| 1ppb* | 35,000円~ | 45,000円~ | ||
| 5ppb | 30,000円~ | 40,000円~ | ||
| 0.1μg/m2 | 40,000円~ | 50,000円~ |
||
| 水道水 | 0.1ng/L | 35,000円~ |
45,000円~ |
|
| 1ng/L | 30,000円~ |
40,000円~ |
||
| 5ng/L | ||||
|
水道水
EPA533準拠
|
お問合せ
下さい
|
40,000円~ | 50,000円~ | |
| 環境水 | 0.1ng/L* | 35,000円~ | 45,000円~ | |
| 排水・環境水 | 1ng/L | 30,000円~ | 40,000円~ | |
| 消火剤 | 0.5ppm | 40,000円~ |
50,000円~ | |
| 土壌(含有) |
100ng/kg
20ng/kg
|
|||
|
底質(含有)
|
0.5µg/kg | |||
| 廃棄物 | 0.5µg/kg | |||
|
土壌
(溶出量試験)
|
0.1ng/L* | 45,000円~ | 55,000円~ | |
| 肥料 | 0.5µg/kg | 45,000円~ | 55,000円~ | |
| 排ガス | 0.1ng/Nm3 |
お問合せ下さい | ||
| 作業環境測定 |
0.1~0.05
ng/Nm3
|
|||
| 環境大気 | - | |||
| 食品 | 0.05ppb | お問合せ下さい |
||
| ISO21675対象一斉分析 | お問合せ下さい | |||
| EPA1633対象一斉分析 | お問合せ下さい | |||
| 総フッ素 | 50ppm | 14,000円~ | ||
| EOF | ー | 40,000円~ | ||
| AOF | ー | 40,000円~ | ||
LC/MS/MS測定によるクロマト(PFCs標準物質)
LC/MS/MS測定によるクロマト(PFCA:C4~C25)
LC/MS/MS測定によるクロマト(PFCA:C2~C8)
排ガスサンプリングセット(OTM-45:US EPA)

作業環境測定 サンプリングセット
PFOA関連物質とは、PFOAに分解するあらゆる物質であって、部分構造の一つとして直鎖又は分岐鎖のペルフルオロアルキル基(C7F15)Cをもつ全ての物質(塩及びポリマーを含む)を含むと定義されています(POPRC第12回会合で合意されたPFOA関連物質の定義より)。例えば、以下の物質が相当します。
(i) フッ素化したC8~C16の側鎖をもつポリマー
(ii) 8:2フルオロテロマー化合物
(iii)10:2フルオロテロマー化合物
弊団では、お客様のリスク管理に対応するため、製品に含まれるフッ素テロマー化合物などのPFOA関連物質の分析業務をご提案させて頂きます。
また、製品以外にも、排水・工程水の分析も対応可能です。
【PFOA関連物質及び代替物質の分析料金表】
試料
|
項目
|
分析方法
|
定量下限値
|
検査料金(税別)
|
|
基本料金
|
1項目追加
|
||||
| 製品 | フルオロテロマー化合物※1 | 溶媒抽出-GC/MS/MS法 |
1ppm |
35,000円
|
20,000円
|
| 100ppb |
40,000円
|
20,000円 |
|||
| 10ppb | 50,000円 | 20,000円 | |||
| ペルフルオロアルキル基を有する化合物※2 |
HS-GC/MS法 |
1ppm |
35,000円
|
20,000円
|
|
| 100ppb |
40,000円
|
20,000円
|
|||
| その他(代替物質等)※3 | LC/MS/MS法 | 10ppb |
35,000円
|
20,000円
|
|
| 1ppb | 40,000円 | 20,000円 | |||
GC/MS測定によるクロマト(フルオロテロマー化合物)
GC/MS測定によるクロマト( ペルフルオロアルキル基を有する化合物 )
LC/MS測定によるクロマト
- 検査依頼方法 -
1. 依頼書をご記入下さい。なお、依頼書はこちらです。
PFOA、PFOS、PFHxA、PFHxS(PFAS)などの分析依頼書:
⇒Excel(3試料まで) ⇒Excel(3試料以上を依頼の場合)
PFOA関連物質(フッ素テロマー化合物等):
⇒PDF(PFOA関連物質) ⇒Excel(PFOA関連物質)
2. 試料送付前に、依頼書をFAX(又はお電話)送信して下さい。FAX番号059-245-7516
3. 1.で記入した検査依頼書を同梱して、下記住所宛に試料を送付して下さい。水試料の場合は、こちらから専用の採取容器をお送りします。なお、試料については、直接当事業団にお持ち頂いても結構です。
|
<<試料送付先>> 〒510-0304 三重県津市河芸町上野3258番地 一般財団法人 三重県環境保全事業団 科学分析部 第二分析課 あて 電話:059-245-7508 FAX:059-245-7516 |
注意事項
試料到着後、直ちに分析を開始します。また、試料到着後に、請求書を発行し、郵送させて頂きます(初回のお客様に限り、料金を前払いとさせて頂きます)。
第二分析課 電話番号:059-245-7508 →オンライン発注(見積請求)
|
試料 媒体 |
化合物 |
分析法 |
定量下限 |
料金(税別) |
|
|
基本料金 (1成分) |
その他1項目 追加料金 |
||||
|
製品 |
フルオロテロマー化合物※1 |
溶媒抽出 ‐GC/MS法 |
1ppm |
30,000円 |
20,000円追加 |
|
0.5ppm |
40,000円 |
20,000円追加 |
|||
|
ペルフルオロアルキル基 を有する化合物※2 |
HS-GC/MS法 |
1ppm |
30,000円 |
20,000円追加 |
|
|
0.1ppm |
40,000円 |
20,000円追加 |
|||