フタル酸エステル分析のご案内について   >>>オンライン申し込み     ⇒パンフレット

フタル酸エステルは可塑剤として有用であり、広くフタル酸系可塑剤として使用されている物質です。

しかし、この物質は、日本では厚生労働省通知「食安第0906号第1号」にて玩具中のフタル酸エステル類についてDEHPとDINPが規制されています。

EUでは、EU指令2005/84/ECにおいて、6種類のフタル酸エステル類が規制されました。また、2019年7月22日よりRoHS指令規制項目の制限物質として4種類(DEHP,DBP,BBP,DIBP)追加されます。

さらに、DEHP・DBP・BBPはすべてのおもちゃ・育児用品に、DINP・DIDP・DNOPは、口に入るおもちゃ及び育児用品が規制対象になっています。

フタル酸エステル類は、今後も規制が強化されていく可能性が高い化学物質であり、お客様がご提供する製品中の含有量の調査(管理)は、経営のリスク管理上、非常に重要であると言えます。

当事業団では、お客様がご提供する製品中のフタル酸エステル類分析の料金、定量下限値を以下の通りご提案させて頂きます。

>>>フタル酸エステル以外のRoHS分析(6項目)はこちらです


 フタル酸エステル分析の検査料金
項目
定量下限値※3
   検査料金   
3項目セット(DEHP,DBP,BBP) 10ppm 25,000円~
4項目セット(DEHP,DBP,BBP,DIBP) 10ppm
26,000円~
6項目セット
(DEHP,DBP,BBP,DINP,DIDP,DNOP)
10~100ppm
28,000円~
7項目セット(DEHP,DBP,BBP,DINP,DIDP,DNOP,DIBP 10~100ppm 29,000円~
ジアルキル=フタラート(C=9~11) 10ppm 40,000円~
個別分析 10~100ppm
20,000円~
※1:製品の形状によっては、別途、試料前処理料金を頂くことがあります。
※2:環境水・水道試料にも対応可能です。料金は、お問合せ下さい。
※3:試料媒体によっては、夾雑物の影響のため、上記の定量下限値が確保されない場合があります(DINP,DIDPの定量下限値:100ppm)。
※4:分析方法は、厚生労働省「食安発0906号第4号(溶媒浸漬抽出法)」、または、EU「IEC 62321-8(ソックスレー抽出:ヘキサン)」、または、EU「EN14372:2004(ソックスレー抽出法:ジエチルエーテル)」の何れかを選択して下さい。
※5:RoHS対応の分析セットは、4項目、7項目セットです。
※6:>>>フタル酸エステル以外のROHS分析(6項目)はこちらです

 

☆分析可能なフタル酸エステル類

DEHP:フタル酸ジ-2-エチルヘキシル DBP:フタル酸ジ-n-ブチル

BBP:フタル酸ブチルベンジル  DINP:フタル酸ジイソノニル

DIDP:フタル酸ジイソデシル  DNOP:フタル酸ジ-n-オクチル

DEP:フタル酸ジエチル  DPrP:フタル酸ジプロピル

DCHP:フタル酸ジシクロヘキシル  DPP:フタル酸ジペンチル

DIBP:フタル酸ジイソブチル  DnHP:フタル酸ジ-n-ヘプチル

その他(お問合せ下さい)

25,000円

 
IMG_0199.JPG or futaru_1s.jpg ⇒  futaru_2s.jpg
   ソックスレー抽出(EU)        溶媒浸漬抽出(厚生労働省)       GC/MS測定
futarutya_to_sj.jpg
フタル酸エステルの測定チャート 
 

なお、検査成績書のほかに、測定フロー図、検量線、測定クロマトグラフ等の添付は可能です。 お問合せ下さい。

検査依頼方法

① 依頼書をご記入下さい。なお、依頼書はこちらです。

② 試料送付前に、依頼書をFAX(又はお電話)送信して下さい。 

③ ①で記入した検査依頼書を同梱して、下記住所宛に試料を送付して下さい。なお、試料については、直接当事業団にお持ち頂いても結構です。

〒510-0304 三重県津市河芸町上野3258番地

一般財団法人 三重県環境保全事業団 第二分析課 宛 

電話番号:059-245-7508 FAX番号:059-245-7516

 


 

→依頼書(PDF)

→依頼書(エクセル)

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